Will とBe Going Toの違いもっとわかりやすく・簡単に!
今日の文法
あなたは未来形の英文を作るときに、Willを使ったらいいのかBe Going Toを使ったらいいのか迷ったことはありませんか?
実際はっきりした違いがわからない。だけどネイティヴは明らかに両方を使いこなしている…いったい何の違いがあるの?今日はその違いをこれまでよりもっと簡単にわかりやすく説明していきます。
未来を表すときに使われる表現は3つあります。
- Willを使った表現
- Be Going Toを使った表現
- 現在進行形~ingを使った表現(←これが意外に学校では教えていないネイティヴがよく使う英文法!)
そしてこの3つには使っていい時のルールがそれぞれあります。
つまり違った内容やシチュエーションによって使う未来形の表現も変わってきます。
「なぜ?」「由来は?」と悩まずに、スポーツのルールを覚える感覚で「そういうルールだから!」と暗記していきましょう。
未来形3種類の使いわけ・シチュエーションはこちら!
言いたい内容 シチュエーション |
1.Willを使う | 2.Be Going Toを使う | 3.現在進行形(動詞+ing)を使う |
何かの予測をする時(天気予報や未来に起こるだろうという単純な予測) | ⭕️ | ⭕️ | ❌ |
未来に起こる事実(変えようのない事実・100%起こるであろう未来) | ⭕️ | ⭕️ | ❌ |
予定が確定しているイベント・スケジュールや行事 | ⭕️ | ⭕️ | ❌ |
その会話が行われる前にすでに決まっている・または決めた決断やプラン | ❌ | ⭕️ | ❌ |
その会話が行われる前に具体的に決めていたわけではなく、会話の流れで「じゃあそうしようかな」と即座に決めた場合 | ⭕️ | ❌ | ❌ |
人に助けを差し伸べる時 | ⭕️ | ❌ | ❌ |
約束事をする時 | ⭕️ | ❌ | ❌ |
ものすごく近い未来(今夜・明日・今週末など)に必ずやると決まっていること | ❌ | ❌ | ⭕️ |
この表を見てわかるように、会話の最中に決めたことや即座に助けを提供する時など、Willには即時に決めたことを言う際に使われる傾向が多く、Be Going Toは前もって入念に決めていたことなどを表現する時に使われる傾向が多いと言えます。
日本語で言うと、「◯◯しよう?」と軽く決める感じ(Will) と「◯◯するつもりです。」と強い意志での自分の予定や決断を表現する(Be Going To)と言ったような違いがあります。
WillとBe Going To 両方に◯がついているものはどちらを使っても違いはありませんので、お好きな方を使いましょう。
では具体的な例文をそれぞれのシチュエーションで見ていきましょう。
Contents
Will でもBe Going Toでもどちらを使ってもOKのシチュエーション(意味に変わりはない)
- 1.何かの予測をする時(例えば天気予報や未来に地震が起こるだろうといった自然災害予測など)
-
It will rain tomorrow.
It’s going to rain tomorrow
- 2.未来に100%起こる事実(例えば来年税金が10%に引き上げられるなどもう決定している未来) 途切れ
-
The consumption tax will be raised to 10% by next year.
The consumption tax is going to be raised to 10% by next year.
(※税金の引き上げは法律が決まってしまえば上がることは100%変わらない事実ですね。)
- 3.予定が確定しているイベント・スケジュールや行事(例えば遠足や来月のハワイ旅行など)
-
The movie will begin at 8pm.
The movie is going to begin at 8pm.
(※映画の上映時刻は確定しているスケジュールですよね。)
Willを使わなければいけないシチュエーション
- 1.その会話が行われる前に具体的に決めていたわけではなく、会話の流れで「じゃあそうしようかな」と決めた場合(例えば「田中さんが留守電残してたよ」→「あら、そう。じゃあ後で掛け直すわ。」)
-
A: Mr. Tanaka left a voice message for you.
B: Oh, ok. I’ll call him back later.
(※田中さんから電話をもらったという事を会話の中で知ってから、「じゃあ後で電話する」と会話の最中で決めた未来の事なので、Willを使います。)
- 2.人に助けを提供する時(例えば「ドア開けますよ」など)
-
I’ll open the door for you.
I’ll help you cleaning the room this afternoon.
- 3.約束事をする時(例えば「来年は必ず会いにくるから」「君を幸せにするよ」など)
-
I’ll promise to visit you next year.
A: Are you sure you can make it on time?
B: Don’t worry. I’ll make it.
Be Going Toを使わなければいけないシチュエーション
- 1.その会話が行われる前にすでに決まっている・または決めた決断やプラン(例えば「来月引っ越しするつもりなんだ。」「今日はジムに行くんだ。」など)
-
I am going to move next month.
I’m going to the gym today.
(※来月引っ越しやジムに行く日などは、前もって決めている予定ですよね。)
現在進行形(~ing)を使った方がいいシチュエーション(よりネイティヴらしくなります)
- 1.ものすごく近い未来(今夜・明日・今週末など)に必ずやると決まっていること例えば「今週土曜日おばあちゃんに会いに行くんだ。」「今夜は家でダラダラする予定」など)
-
I’m seeing my grandma this Saturday.
I’m relaxing at home tonight.
未来形にせずに進行形を使う理由はその確実に起こるであろう未来の立場・時間軸に立って、その物事を見ているため、「◯◯するつもり」ではなく「◯◯しているよ」と言う表現になるのです。
これは日本語でも同じですね?「今週土曜何してる?(進行形)」→「ダラダラしてるかな(進行形)」と若者は会話していますよね。
英語もこれと同じ表現が行われているわけです。
いかがでしたでしょうか。Will とBe Going Toの違いお分かりいただけましたか?
一見たくさんの違いがあるように見えますが、ルールはそれぞれ4~6個なので、一度覚えてしまえばそう難しくはないものです。
それでは最後におさらいをしましょう。
Willを使う時
- 何かの予測をする時(例えば天気予報や未来に地震が起こるだろうといった自然災害予測など)
- 未来に100%起こる事実(例えば来年税金が10%に引き上げられるなどもう決定している未来)
- 予定が確定しているイベント・スケジュールや行事(例えば遠足や来月のハワイ旅行など)
- その会話が行われる前に具体的に決めていたわけではなく、会話の流れで「じゃあそうしようかな」と決めた場合
(例えば「田中さんが留守電残してたよ」→「あら、そう。じゃあ後で掛け直すわ。」) - 人に助けを提供する時(例えば「ドア開けましょうか?」など)
- 約束事をする時(例えば「来年は必ず会いにくるから」「君を幸せにするよ」など)
Be Going Toを使う時
- 何かの予測をする時 (Will と同じ:どちらを使ってもOK)
- 未来に100%起こる事実(Will と同じ:どちらを使ってもOK)
- 予定が確定しているイベント・スケジュールや行事(Will と同じ:どちらを使ってもOK)
- その会話が行われる前にすでに決まっている・または決めた決断やプラン
(例えば「来月引っ越しするつもりなんだ。」「今日はジムに行くんだ。」など)
現在進行形(~ing)を使う時
- ものすごく近い未来(今夜・明日・今週末など)に必ずやると決まっていること
(例えば「今週土曜日おばあちゃんに会いに行くんだ。」「今夜は家でダラダラする予定」など)
特に最後の現在進行形で未来を表現する方法、よりネイティヴらしい英語になるので、ぜひ今日からあなたも使ってみましょう!
あなたの今夜の予定は?(声に出して言ってみましょう)
I’m 動詞 ing tonight.